Tinantia erecta (Jacq.) Schltdl.
ティナンティア エレクタ


一年生植物で、メキシコからニカラグアまでの熱帯の地域に生育しています。 Tinantia 属には14種ほどあり、ブータンツユクサやアカバナツユクサと呼ばれています。 海外では widow's tears (未亡人の涙)とか、 Commelina属と類似点が多いことから false dayflowers とも言われています。

Tinantia属の名は、ルクセンブルグ人のフランソワ ティナントに敬意を表して名づけられています。



 1.卵形の黄緑色の葉をらせん状つける

 
  

 2.
茎は無毛


 

 3. 節から根を伸ばす

 

 4. 茎は立ち上がる





  5. 花弁はピンク色(〜青紫色)でうつむきぎみに花を咲かせる



 6. 10個ほどの蕾をもつ



 7. 花柄から萼にかけて白毛が生える




 8. 毛は先端に紡錘状の腺点がある
 


花をのぞきこむと、上側にある3本の雄しべには黄色の毛が扇状にたくさん生えていてとても美しい色合いです。 昆虫を呼び寄せる蜜票のかわりをしているのかもしれません。



 9. 花弁3、雄しべ6、すべて花粉を出し下側の3本は葯がやや大きい



 10. 花弁をはずしたところ



 11. 中央の雄しべの毛は黄色で美しい



 12. 両側の雄しべの毛は内側が黄色、外側は赤紫色で細い




  13. 果実ができると立ち上がる、実らずに落下するものも多い




14. この果実は、種子5個、しいな3個であった

 

 15. 種子は濃い褐色で凸凹している、中央にエンブリオテガが見える


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